お祝い編
■結婚祝い
式当日は花がたくさん溢れているので、挙式を控えた花嫁の家に日の良い日を選んで贈ったり、新婚旅行から戻ったころに新居へ贈るのもいいでしょう。
花嫁が持つと幸せを招くといわれている「サムシング・ブルー」を取り入れて、青い花を加えてみてはいかがでしょうか。
花嫁のお友達がブーケをプレゼントされることもあります。その際は、好みやドレスのタイプ、会場の雰囲気などをよく聞いてから選びましょう。
■結婚記念日
もともとは欧米から伝えられたもの。銀婚式・金婚式は人生の節目として盛大にお祝いすることが多いようです。
お二人の思い出のお花で、記念日を演出するのも素敵です。
日ごろの感謝の気持ちを込めて、だんな様から奥様へ花束をプレゼントされてはいかがですか?
年数 | 名称( )内は別称 | 記念日にちなんだプレゼントの例 |
1年目 | 紙婚式 | 本・アルバム・絵 |
2年目 | 綿(わら)婚式 | エプロン・シャツ・ブラウス |
3年目 | 革婚式 | ベルト・バック・財布 |
5年目 | 木婚式 | 木の置物・宝石箱 |
7年目 | 花婚式 | 花・花柄の食器 |
10年目 | 錫婚式 | アクセサリー・酒器 |
12年目 | リネン婚式 | シャツ・ブラウス・テーブルクロス |
15年目 | 銅(水晶)婚式 | 銅製品・アクセサリー |
20年目 | 陶磁器婚式 | 陶磁器 |
25年目 | 銀婚式 | 銀のアクセサリー・銀器類 |
30年目 | 真珠婚式 | アクセサリー |
35年目 | 翡翠(珊瑚)婚式 | アクセサリー・印鑑 |
40年目 | ルビー婚式 | アクセサリー |
45年目 | サファイア婚式 | アクセサリー |
50年目 | 金婚式 | アクセサリー・時計 |
75年目 | ダイヤモンド婚式 | アクセサリー |
※名称や年数は、国や地方によっても変わります。
■長寿祝い
十干十二支が60年で一巡して生まれ年と同じ干支に還ることから、かぞえ年61歳を還暦として祝うことから始まり、節目となる年齢を迎えたときに長寿を祝います。
長寿祝いは、9月15日の敬老の日だけでなくお誕生日にもお祝いしましょう。
年齢 | 60齢 | 70齢 | 77齢 | 80齢 | 88齢 | 90齢 | 99齢 | 100齢 | 108齢 | 111齢 |
長寿名称 | 還暦 | 古希 | 喜寿 | 傘寿 | 米寿 | 卒寿 | 白寿 | 上寿 | 茶寿 | 皇寿 |
■出産祝い
出産のお祝いは、同時にお見舞いであることも忘れずに。強い香りや色のお花を避け、小ぶりでかわいらしい花束やアレンジを、ベビー用品などのお祝いに添えて贈りましょう。
■新築・開店祝い
赤い花は火災を連想させるということで、避けたほうが良いとの説もありますが、あまり気にしなくてもよいでしょう。
バラや蘭などのアレンジメントは豪華で、どんなお祝い事にもオールマイティーです。
観葉植物などの鉢物を贈る場合は、先方に希望を聞いてからのうほうがよいでしょう。
お見舞い編
■病気見舞い
入院直後や手術の前後を避け、病状が落ち着いたころに見舞いましょう。
黄色やオレンジなどのビタミンカラーが元気がでる色として向いています。
花瓶のいらないアレンジメントは、手間がかからないので喜ばれます。
香りの強い花、花粉や花びらが散りやすい花はできるだけ避け、大きさにも配慮して贈りましょう。
また、下記のような花は、お見舞いにはタブーとされています。
- 「根付く=寝付く」の語呂合わせから、鉢植えのもの。
- 語呂合わせで「死」「苦」につながるシクラメンやクチナシ。
- 血を思わせる真紅の花や、葬式をイメージさせる白一色の花。
- 椿などの花首が落ちる花も縁起が悪いので避ける。
- 切り花は、4、9、13本にならないように気をつける。
お悔やみ編
■弔事
供花は、故人と特に親しかった人が贈る枕花、生花スタンド、生花籠花などがあります。
お通夜・お葬式の日時や場所、喪主のお名前等を問い合せ、供花を贈りたいことを伝えてください。
事情によって、先方が辞退される場合もあるかもしれません。
■法事
● 初七日・三十五日・四十九日
一般的に四十九日までは、白を中心としたお花を贈ります。
● 年忌法要
命日から一年に一周忌、翌年の二年を三回忌とし、その後死亡年を含めて数え、七年目に七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌までを行うのが一般的です。
悲しみに満ちた葬儀とは異なり、故人を偲ぶ日なので、故人が好きだった花や明るい花を取り入れて、籠花やアレンジメントを贈りましょう。